春先からのうつ病に注意

2013年3月13日

今まさに卒業式が行われている時期です。

新しく旅立ちを迎え、これから入学や入社、転校、転勤など新しい環境に移られる方もたくさんいらっしゃることと思います。
期待に胸をふくらませ、わくわく、ドキドキなさっている方、そして不安でドキドキ、イライラなさっている方もいらっしゃると思います。この春先からの環境の変化に伴い、うつ病を発症なさる方が増えるので要注意です。

うつ病にかかりやすい方は、よく言われているように、真面目で几帳面な方が多い傾向が見られます。物事に対して、~すべきである、とか、~でなくてはならない、など責任感が強い方です。

自覚症状として、気分が沈む、何もやる気がしない、不眠、食欲低下、疲れが取れないなどがあります。ただ、すぐにうつと決めつけず、その身体的症状が、器質的な異常がないかどうかの検査をして、考えられる疾患を除外することは必要です。

周りのご家族、または自分自身で少しでも、うつ病かもと考えたら早めに病院を受診することをおすすめします。

俗に言う、五月病と言われるものもうつ病の一種であると考えます。
うつ病にかからないようにするためには、 その人の根本的な性格もありますので、考え方を変えるのは難しい面もありますが、日々の生活に心のゆとりを持って暮し、趣味などを見つけて気分転換を図っていくことも大事だと思います。
物事は、見る角度を変えれば違って見えてきます。右から見るのか、左から見るのか、裏か表か、そのものか、影かなど、白か黒かではなく、時にはグレーもあって良しと考えてみてはいかがでしょうか。

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