点滴って。。。??

2014年9月 9日

 点滴という治療方法について。。。皆様は、どのようにお考えでしょうか?
この9月の上旬などは、夏の疲れでなんとなくしんどいとか、夏風邪をひいてしまったから、とかの理由で点滴を希望なさる患者様が来院なさいます。
こういう患者様の大半が点滴の必要のない方です。

点滴は、基本、
      からだの脱水を補うために 電解質溶液を静脈に直接入れる場合

      肺炎、扁桃炎などで抗生物質などの薬剤を入れる場合

      めまいや吐き気などで薬の内服が難しい状態である場合

      喘息の重症な症状であるなどの場合

   救急搬送などによる何らかの疾患がある場合

     などにおいて 必要な医療行為です。

よって、風邪症候群には点滴は、必要でない場合がほとんどです。風邪で、点滴を打っても早く治癒するわけではありません。

点滴が風邪にはよく効くと思っておられる方は、点滴をうける、うけたという精神的な面での感じ方が大きいのだと思います。
確かに、疲れたからだに、ブドウ糖、電解質溶液を静脈に直接入れることで、楽になったと感じることは多いにあるでしょうし、1時間から2時間、ベッドで休んでいることで疲れが少し改善されたということもあると思います。点滴という治療方法のプラセボ効果もあるとも思います。

ただ、風邪症候群はウィルスが原因なので、点滴で治るということはありません。

高齢の患者様などは、点滴は心臓に負担がかかるので、危険を伴うため、ゆっくりの速度で長時間かけて、点滴をする必要があります。特に心不全のある方は、もっとも注意が必要です。

診療行為のひとつとして、患者様に、点滴が必要な医療行為と判断すれば、どの病院でも受けることになるでしょうから、何がなんでも点滴と考えずに、なんのための点滴か少し考えていただけるとよいかと思います。

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