尊厳、尊厳死

2014年10月 8日

尊厳、尊厳死

尊厳という言葉の意味は、とおとくおごそかなこと。気高く犯しがたいこと。または、そのさま。となっています。
言葉の意味は、難しく感じますが、人がひとりの人間として、普通に与えられるべきことだと思います。

老人においては、特に、その方の尊厳を大切にすることは、人生の終焉を迎えようというときに、必要なことだと思います。

普通に生活をしていても、
     加齢に伴う不都合、
              手足などの動作が鈍くなる、

              言葉がスムーズに出なくなる、

              記憶力、記名力が衰える、
     などが、おこってきます。

そのときに、周りのご家族や、接する人たちが、疎ましく感じることなく、人として、当たり前に受け入れて接することが大事なことになってくると思います。

最近、付き添いで病院に通院することが続いていますが、病院のスタッフにおいても、老人に接する際に、きちんと成人に対する対応をなさる方と、まるで、幼児に対する対応をなさる方がいて、こちらも不快に感じることもありました。

長い人生を生きてきているのですから、例え、身体が弱ってきていても、対応速度が鈍くなってきていても、 尊厳ある態度で!!、などという難しいことを言っているわけでなく、普通のひとりの人間として、当たり前に接していくことが、最期の時を迎える尊厳死にもつながっていくのではと、最近改めて考えさせられました。

単に、生きているのではなく、ひとり、ひとりの方が、生きていくという環境が整えば素敵なことではないでしょうか!!
 

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