FMDという検査について

2013年5月29日

FMDという検査について
fMDとは、血管内皮機能の指標となる血流依存性血管拡張反応を測定する検査のことです。これだけではわかったような、なんだかよくわからないような感じですよね。すなわち、動脈硬化の前兆を知るために、血管が拡がったり縮んだりするしなやかさを血管内皮を調べることによって判断する検査です。
血管は、全身に張り巡らされている大事な臓器のひとつなので、血管が健康であることは、自分の健康状態を知るためにとても大事な指標のひとつになりますので、機会があれば、ぜひ一度受けてみてください。生活習慣病の疾患で治療中の方は、特に血管が固くなっている方が多いので要注意です。
ただし、FMD 検査の値は、食事、睡眠不足、アルコールの摂取、喫煙など様々な因子によって変動しますので、できるだけ、普段の体調の良いときに検査をして頂く必要があります。


最近では、できるだけ自立した状態で、最期の時を迎えるまで生活をすることができるように、生活の質を重視する方が増えていると思います。
そのためにも、自分自身の血管の健康状態を知ることは、生活習慣病にかからないよう、また今の状態を改善するように、予防に努めるひとつの指標になると思います。

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