漢方診療について

漢方薬治療に積極的な内科です

当院では、積極的に漢方薬による治療をさせていただいております。
どのような場合、漢方診療がより有効かというと、患者様の訴えに対して検査をしても異常な所見がなく、基礎疾患もない場合があります。そのような場合、いかにして患者様の悩みや訴えにこたえていき、訴えを減らすかという点で漢方薬が有効となる場合が多いです。

漢方薬が得意とする例は、微熱が続く、のぼせる、冷え症、めまい、むくみ、肩こり、排尿障害などがあります。ただし、漢方薬には副作用がないと考える方もいらっしゃいますが、漢方薬も医薬品である以上作用があれば副作用もあることは、理解しておいていただきたいと思います。

あらかじめ副作用が考えられる場合は、処方量を減らしたり、処方を変えたりして治療をすすめさせていただきます。一度、ご相談ください。

当院でのカゼの漢方治療

  1. 暖かい食べ物におろしたての生姜を小指の先ぐらいの量を加えて召し上がってください。温まったら、漢方薬(葛根湯・麻黄附子細辛湯・麻黄湯 )を飲んでください。
    生姜はチューブではなく生生姜を使いましょう。
  2. 暖かくして数時間の睡眠を取ってください。汗をかくと、いい感じです。さらに楽になります。
  3. ひと汗かいたら、もう一度、暖かい飲み物(生姜湯など)を飲んで漢方薬を内服して下さい。やはり、暖かくして休んでください。
  4. これを一晩に何度か繰り返してください。うまく行けば、翌朝、ずいぶん楽になります。
  5. 解熱剤(カロナール)の使用の目安は38.5度以上です。あくまで目安です。食事が摂れて、眠れているのなら、敢えて飲む必要はありません。

このようにして漢方薬で回復された方は、顔色がいいです。
熱は下げないと! と考えて解熱剤を何度も使われている方は、治りも遅く、蒼い顔色をされて、眼光も弱くなっています。

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