夏に多い脳梗塞、心筋梗塞

2013年7月20日

寒い冬に注意が必要な脳梗塞、心筋梗塞ではありますが、脳梗塞においては、実は、発症は夏が一年を通して最も多くなっています。


夏に、なぜ、脳梗塞、心筋梗塞の発症が多くなるかというと、汗などをかいて水分が出ていってしまうと血液の水分量も減ってしまい、血液中の密度が高くなり、粘度が増して血液がドロドロ状態になると考えてください。そうなると、血の固まり、血栓ができやすくなり、脳で詰まると、脳梗塞、心臓で詰まると心筋梗塞を発症してしまいます。


予防としては、熱中症と同じくこまめに水分補給をすることが大切になります。
朝、起きたとき、スポーツ中、入浴の前後、飲酒中、睡眠前などに、水分補給を心がけましょう。飲酒は、水分補給をしていると勘違いしがちですが、アルコールの利尿作用で、体内の水分量が減ってしまいますので、特に注意が必要です。
スポーツ後のビールを楽しみに、のどの渇きを我慢するなどは、さらに危険なことなので、要注意です。

余談ですが、スポーツ後の飲み物として理想とされるのが、牛乳です。牛乳を飲むことで、血液量が増え、筋肉量も増えて基礎代謝も増やすことができます。

脳梗塞、心筋梗塞の予防としては、水分補給とともに、日頃の生活習慣にも注意して過ごすことが、大切になります。


 

ページトップへ戻る