肺炎球菌ワクチン

2013年8月11日

まず最初に、肺炎球菌ワクチンは、すべての肺炎を予防するワクチンでは、ありません。但し、高齢者の肺炎の原因として、一番多い肺炎球菌という、細菌による肺炎の予防を目的としたワクチンです。 
また、予防するとともに、もし肺炎球菌による肺炎になっても、重症化になりにくいということもあります。
最近は、特に抗生物質の効きにくい耐性菌による肺炎が増加しているので、予防が重要になってきています。
 
ワクチンの特徴としては、一回の接種で5年以上、免疫が持続します。
今は、再接種が認められていますので、5年が経過した後に、また、接種は可能です。

接種を推奨している方としては
        ①65歳以上の方


        ②呼吸器に疾患をお持ちの方


        ③老人ホームや、施設などで集団生活をなさっておられる方


        ④糖尿病、慢性心不全、肝硬変、慢性肝疾患などをお持ちの方
                                                                                                                  です。


 肺炎球菌ワクチンは、いつでも接種可能ですが、10月に入ってインフルエンザワクチンの接種が始まるまでに、接種なさっておくことをお薦めします。
接種してから、免疫がつくまでに平均で3週間ほどかかります。

それぞれのワクチンは、6日以上、間隔を開ける必要があります。

堺市では、65歳以上の方には助成があり、負担は 4000円となっております。

脾臓摘出の方には、保険適応があります。


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