フレイル

2014年12月22日

フレイルって、なに? 
フレイルは、もともとフレイルティーという弱さ.虚弱という意味の英語から使われている言葉を、フレイル=筋力や心身の活力が低下した状態を表す言葉として、日本老年医学会が提唱しています。

フレイルという概念が出てきた背景には、健康寿命を重視していく考えからひとつの病態として予防の必要性から言われてきました。

健康寿命、自立して生活できる年齢をいかに平均寿命に近づけるかが大事なことになってきています。そのためにフレイル、サルコペニア(筋力低下)の予防が課題となってきています。
フレイル、サルコペニアは明らかな病気というほどではないものの、年齢を重ねることによって必ず起こっくる身体能力の低下を介護予防、寝たきりにならないために防いでいくために言われはじめています。

フレイルの診断基準(アメリカの評価法)

  体重減少(1年で、2~3㎏減っていたら要注意)

  疲れやすくなった

 筋力の低下(買い物で2リットルのペットボトルなどを運ぶのが大変)

 歩くのが遅くなった(横断歩道を青信号の間に渡るのが難しくなった)

 身体の活動性の低下(趣味のサークルに出かけなくなった)

3つ以上あてはまればフレイルの可能性があります。

フレイルの予防方法
 たんぱく質、ビタミン、ミネラルを含む食事をしっかり摂る

 ストレッチ、ウォーキングなどの運動を続ける

 身体の活動量や認知機能をチェック
 
 感染予防(ワクチン接種)

 手術の後は栄養に気をつけて、やリハビリなどをしっかり行う

健康寿命と平均寿命との差を如何に縮めるかは、フレイル、サルコペニアの予防と治療が大切になってきています。

 

 

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