延命治療

2015年10月 3日

延命治療

延命治療は拒否、、、その時その時において何が延命治療なのか、延命治療ということの意味、捉え方の難しさを実感しました。

身内の治療において、
  何をどこまでするのか?
  何をしないのか?

いくつもの選択肢があり、ひとつを選択したからと言って終わりではなく、また次の選択が出てくることもあります。

あるひとつの治療方法を、延命治療なのか?
  今の苦痛を抑えるために大事な治療なのか?
  それによってもたらされるものは、本当に本人の望んでいることなのか?

思い悩み出すとその時の状態によって、家族の状況によって、治療方針も変わってきます。
例えば、家族が海外で生活をしている場合、帰国までは延命治療を行うのか、それとも本人の生命力にまかせるのか。
いろいろなケーズが起こりうるということです。

ひとりの人間に結局選ぶことができるのはひとつの選択肢なので、なにかのおりにもし別の選択肢を選んでいたら結果は違ったのか?と考えてしまうこともあります。

もちろん、本人が選ぶことができる状態であればいいのですが、往々にして本人の意識がなくなってから、家族が決めないといけない場合も出てきます。
そのときに、あとからその時の選択肢をあの時もし??とか思い悩まなくてよいように、元気な時に家族でどのような最期を迎えたいのか、何を優先して考えて欲しいのかをしっかり話し合っておくことの重要性を感じました。

家族で死生観を話し合っておくことは、自分自身のためと、見送る家族が後悔せずに済むようにするために大切なことだと思います。

誰しもに訪れる死、旅立つ本人も、見送る家族も、心残りが少なくて済むようにと願ってこのことを書かせていただきました。
 

ページトップへ戻る